うららかな日に。

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    昨日は、知人のお葬式でした。
    出勤して来ないので、心配してお母様にお部屋を開けていただいたら、
    中で倒れて、亡くなっていたそうです。

    まだ、28歳。

    去年のホノルルのセンチュリーライドツアーにも参加してくださって、
    最後のエイドステーションまでなんとなく同じペースで走ってたの。
    彼女は、初めてのトライだったから、事前講習会のあと、
    レーパンがなくちゃまずい!って現地で調達したり...
    なんかいろいろ覚えてる。

    風邪もひかなさそうなイメージだったから、信じられなくて
    携帯に「ホントなの?」って、メールしてみようかと思ったくらい。

    でも、祭壇と焼香台に飾られてた、今にも話しかけてきそうな、
    私が知ってる彼女そのままの写真を見て、凍り付きそうになった。
    本当に、仏さまになっちゃったんだ...

    あまりのことに、涙が止まらなくて、
    気がついたら、着ていた黒いジャケットとワンピースの間に
    水滴がたまってキラキラ光ってた。

    忘年会のとき、ひつじのぬいぐるみ型のハンドバッグを
    持って来てたの。それがやたらと愛らしくって、
    そのひつじのおちょぼ口に指を入れて遊んでたっけ。

    彼女の棺には、ぬいぐるみや、本が入れられて、
    スパンコールのついたおしゃれな黒のスリップドレスがかけられてた。
    もっと、こんなおしゃれして、出かけたかったね。

    出棺を前に、ロビーで待つ私たちのところに
    最後のお別れをするご親族の、悲痛な嗚咽が響いて来る。

    それとはうらはらに、外は、春のぽかぽか陽気で、
    竹林が、おどけたようにさわさわ葉っぱを揺らしてた。

    これ以上泣かないように、と、外を眺めながら
    ぼんやり、こっちが彼女かも、って思った。
    悲しい顔や、苦しい顔が、極端に似合わない女性だった。

    胸に、心臓の音が、とくとくしてたり、
    触ったらあったかいってことって、
    当たり前のようで、なんてすばらしいことなんだろう?

    いのちが果てる瞬間、ヒトは何を思うのか、わからないけど、
    最期に、ここまで、できることはやって来たよって思えるように、
    生きている間に、できるだけのことをして行こう。


    天国に行っても、あの笑顔を、みんなに見せていてくださいね。
    どうか、やすらかに....

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    コメント
    たくさん泣いて、彼女のご供養をなさってください。ご冥福お祈りします。
    • せんちゃん
    • 2009/03/17 9:22 AM
    そうでしたか。
    絹代さんとほぼ同じペースだったってことは、僕もどこかでお見かけしてるかもしれませんね。

    先日も身内に不幸があったり同窓会の時早くに亡くした友人の話とかして、人の生死についてあれこれ考えたりしました。
    僕もあと3日かもしれないし、3ヶ月か30年もしれませんが、存在の証明を残して生きていけたらと思います。

    ご冥福をお祈りします。

    • おくちゃん
    • 2009/03/17 11:49 AM
    人は、亡くなるときに幸福感に、包まれるってのを、読んだことがあります。それは、人間の体の最後の思いやりだそうです。
    この歳になると、同世代の友人を何人か無くしています。
    でも、奴らは、ちゃんと話しかけてきます。
    本当に、そんな気がします。
    • Buchi
    • 2009/03/17 12:31 PM
     はじめてコメントさせていただきます。もんぴです。昨年の大阪サイクルモードでは嫁共々本にサインいただいてありがとうございました。
    実は私も先月、同じような経験をしました。スキーのインストラクターをしている19年来の友人と、その働いているスキー場で待ち合わせをしていたのですが、待っているはずの友人がいなくて、携帯にかけると、数日前に急死していた事実がわかりました。前日もメールしたけど返事がなくて、これまでもスキー場にいる時はなかなか連絡がとれない事も多かったので気にしてなかったんですが...。
    絹代さんの友人のご冥福を心からお祈りします。
    私はなかなか喪失感から抜け出せないでいますが、彼の分も精一杯生きていつか自慢してやろうと思います。
    それでは、花粉にめげずがんばりましょう!
    • もんぴ
    • 2009/03/17 9:00 PM
    ご冥福をお祈りいたします。

    早すぎます。しかも突然に。
    なんと言えばよいか思いつかないぐらいです。
    生きてる事...軽々しい発言になっちゃいそうで控えます。
    お別れした人の事を忘れずにいてやる事が供養に
    なると思いますし、
    自分も日々を大切に生きて行くしかないのかなと
    あらためて感じました。
    • エスプロ
    • 2009/03/17 9:14 PM
    はじめまして。とても悲しいことですね。
    自分は 6年前にバイクで自爆事故をおこし、頭部を打ち 病院の検査で クモ膜のう胞 という先天性の持病があることがわかりました。ちょうど右目の後ろに 鶏卵のSサイズぐらいの髄液の入った袋があり、脳と脳幹を圧迫していました。ですので 物心ついた頃からの片頭痛持ちでした。
    地元の病院では 経過観察のみで何もせず、2年がたったとき 頭痛外来の有名な先生を訪ね、その年の8月に手術し、リハビリの為に自転車に乗り始めました。ただ先生は「頭部をぶつける可能性があるスポーツは禁止」と言われているので このことはナイショにしてますが...。
    この病気がわかったことで、自分を含めて 人が普通に生きている事が とっても稀 あるいは 偶然 なのだという事。「普通」の状態が とても素晴らしいという事に気づきました。そして リハビリから始まった自転車が 今の瞬間を生きている喜びに変わりました。こういった経験をすると、「一期一会」や「敬天愛人」等の言葉が胸にしみます。
    彼女のご冥福を 深くお祈りいたします。
    • まぁくん
    • 2009/03/17 10:02 PM
    言葉が見つかりませんが、一言だけ。

    絹代さんの友人のご冥福をお祈りいたします。
    • na
    • 2009/03/17 10:58 PM
    言葉が見つかりませんが、一言だけ。

    絹代さんの友人のご冥福をお祈りいたします。
    • naka
    • 2009/03/17 10:58 PM
    28歳ですか…。若すぎます。彼女の御冥福をお祈りします。
    私も先日、会社の先輩の奥さんが先日亡くなられ、悲しい思いをしました。大病を患って入院したこともあるその先輩を残して、元気だったはずの奥さんが先立たれたのですから、なおさらでした。
    人生どうなるか分からない、一刻一刻を大切に生きねば、と、改めて思います。
    • マー先生
    • 2009/03/18 12:21 AM
    お心遣いありがとうございます。
    これからは笑顔でがんばります!>せんちゃんさま

    いつ果てるかなんて誰にもわからないわけで...
    一生懸命、生きなくちゃですね!>おくちゃんさま

    最期、幸福感に包まれるんですか...
    なんか、それは救いですね。
    みんな、それぞれの寿命なんでしょうね...>Buchiさま

    コメントありがとうございます!
    大阪でお目にかかった方なんですね。

    そんなことがあったんですね...
    人間って、思ったよりも、はかないものですよね。
    ホント、精一杯生きて、楽しみましょう!>もんぴさま

    それしか、ないんですよね。
    彼女だったら、あんまり悲しんでほしくないでしょうし、
    笑顔で「楽しくやってくださいよ〜」って言ってそうな気がします。
    神様にいただいた生きるチャンス。
    大切にしなければ。>エスプロさま

    大変な経験をされたんですね...
    今は、もう、痛みや、不調はないのででしょうか。

    何よりも、乗り越えて、今があることがすばらしいです。
    きっと、その中で、人間としても深みを増されたでしょうから
    ものごとの受け止め方も、また、私にはわからないレベルのものなのかも、
    なんて、思ったりしています。

    これからも、ご無理なさらず、毎日を楽しんでくださいね!>まぁくんさま

    お心遣い、ありがとうございます。

    与えられた、この生命を、精一杯生きましょうね!>nakaさま

    • Kinuyo
    • 2009/03/18 12:31 AM
    言葉が見つからないんですけど…
    謹んでご冥福をお祈りします。

    同じ、自転車を愛する者としては
    とても胸が痛みます。

    わたしも数年前に絹代さんのご友人の状態と同じくして
    友人を亡くしました。
    遺影の彼は今にも語りかけてきそうで
    堪えることができませんでした。

    寝る前に泣くと、顔がはれぼったくなるのに…

    明日は外に出たら、空を見上げようと思います。
    わたしも足跡残せるように。



    • 弾丸
    • 2009/03/18 1:07 AM
    昨年ホノルルでご一緒させて頂きましたCCAの者です。
    いっしょに走っていたと思うと寂しいです。
    (昨年同年代の仲間が急死)
    これからもっと走っり...
    その分を多く楽しんで!
    • Ohayoo
    • 2009/03/18 9:07 PM
    私もつい1ヶ月前に父を亡くしました。
    元気で前向きな父だっただけに、
    今までの人生には悔いはなかったと思いますが、
    もっと生きてやってみたかったことは
    たくさんあっただろうと思います。
    絹代さんのお友達もこれからやりたかったことは
    たくさんおありだったことでしょう。
    まだ人生を歩み続けている私たちは、
    そんな意志を引き継いで、
    今日を明日を大切に過ごしていかねばなりませんね。
    お友達のご冥福をお祈りいたします。
    • co−g
    • 2009/03/18 11:34 PM
    突然、この世を去ってしまうヒトって少なくないんですね...
    それって幸せなのか、不幸なのか...
    家族や、その人を愛してた人たちにとっては、
    辛すぎる出来事ですが。

    彼女の足跡はたくさん残されていて、
    もうすぐ、彼女の最後の足跡が、この世に出て来ます。
    今は、それを手にすることを、楽しみに待っています。>弾丸さま

    ホント、ですよね。
    一緒に同じツアーで走ってたのに...。

    彼女のためにも、前向きに生きましょうね!>Ohayooさま

    大変だったんですね...
    お父様のご冥福をお祈りいたします...

    まだいのちを与えられている私たちは、
    先に旅立った皆の意志を受け継いで、
    しっかり生きて行かなくては。

    受け継いで、それをまた次の世代に託す。
    それが生きるものすべてのミッションなのでしょうか。

    大切に、楽しんで、生きましょうね!>co-gさま


    • Kinuyo
    • 2009/03/19 10:56 PM
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